YoBit ~ 優良プロジェクトに群がる詐欺師たち

現在、NOAHコミュニティは、YoBitが行った発表に大いに憤慨している。YoBitいわく「NOAH開発者はまったく信用できない。当取引所が、NOAHを『より信頼できる独自のトークン』と交換してしんぜよう」というのだ。まさに驚愕ものだが、こうなるとBTCNEXT自らが調査せざるをえない。本稿では、その調査結果を紹介する。

私たちの盟友NOAHは、ある日寝耳に水のニュースに困惑した-YoBitがTwitter上でとんでもない発表を行ったためだ。

「8月29日、Yobitは『NOAH⇒NAX』のスワップ(通貨交換)を引受ける。私たちは現在のNOAH開発者たちを信用していない。彼らは自分たちのコインを売り浴びせ、10satoshiから2satoshiまで下落させた疑いがある。
- 新コインのティッカーは『NAX』
- 「1NAX=10Old Noah」で交換
- YoBitユーザーにはボーナス
- Erc20Token
- 預入れ日歩1%
- 交換限度:100万NOAH迄 以上」

yobit

YoBit取引所は本来、NOAHのエコシステムにとって、NOAH開発者自身よりも信頼できる存在でなければならない。しかし、実際はどうだろう? まずは、YoBitがこれまで何年も行って来た所業を、先入観なしに見てみよう。NOAHは、BTCNEXTの親会社であり、CEZAライセンスのもとで厳格に運営されている。YoBitの言い分は、やはり個人的な攻撃にすぎないと考えられる。NOAHトークンは、Platinum Q DAO Engineering社の開発である。NOAHを攻撃し、開発者を信頼できないと糾弾することは、NOAHトークンの唯一の合法的なスワッパ―であるBTCNEXTを攻撃するのと同義である。それでは、調査プロセスを報告する。

経済ヤクザたちのパラダイス

YoBitは、2015年に開設されたロシアの取引所である。だがそれ以来、詐欺の疑いが絶えない。創始者は一切不明。一説にはパベル・クリモフ(Pavel Krymov)氏ともいわれているが、彼は2018年に金融詐欺で逮捕されている。同取引所は以前にも法律上トラブルを起こしており、2017年にはロシア当局によって立入り検査を受けている。にも関わらず、現在も運営されており、現在の所有者は不明である。

YoBitについて客観的に言えることは、こうだ。彼らに関する情報を検索すると、すぐに「YoBitは詐欺だ」というスレッド(Bitcointalk)に出くわす。多くのユーザーが、自分の仮想通貨がYoBit取引所によって盗まれ、結局戻ってこなかった、というのだ。

  • ある男性はETHを0.18284859送金したが、着金しなかった。Yobitからは何の返答もなかった。
  • 別の男性はETHを15.20780976送金したが、取引所の残高には反映されなかった。サポートからの返答は、やはり何もない。
  • 2370SYSが送金した。残高に反映されない。
  • ETHを1000以上送金してもらったが、不着のまま。問い合わせを何度も送ったが、返答がない。
  • BTCの残高が1のまま、アカウントを凍結された。まだ取り戻せていない。
  • ETHを2引き出そうとしたが、半年間保留のまま。同じく500XVG、2ヶ月保留中。返答なし。

このリストにを見れば、彼らの正体は一目瞭然だろう。だが、彼らの悪事のさらなるネタが上がってしまった。ティッカー詐欺である。

YoBit ~ ティッカー詐欺の手口

YoBitが、取引所のユーザーを騙すのは、NOAHが最初ではない。詐欺行為はかなり前.から行われていた。イーサリアム(ETH)向けの拡張性の高いプラズマソリューションである『OmiseGoプロジェクト』は、あなたもご存じだろう。「OmiseGo」のティッカー(略号)には、「OMG」があてられている。YoBitも「OMG」を上場させているが、これがなんと、OmiseGoの代わりにYoBit自身が作った『OMGame』という名前の偽トークンなのだ。彼らは意図的に大量の取引量を装い、仮装の売買によって、さも他の取引所で取引されている信頼ある「OMG」トークンであるかのような印象を与えた。

彼らは、バイナンスコイン(BNB)についても、同じことをしている。YoBitは、偽のBNBトークンを上場したのだ。ユーザーたちはまもなく、それがBinance関連のトークンではなく、まったくいかがわしいトークン「Boats n’ Boobs」であることに気づいた。彼らは、別の取引所トークンの人気にあやかって金儲けを企んだわけだが、この詐欺で幾ばくかの金は手に入れたようだ。次に、彼らはPhreak(PHR)をターゲットにした。「PHR」の三文字が、偽トークンのティッカーとして使われたのだ。もはやコメントする気にもならない。

そしてついに、YoBitはNOAHに目をつけた。YoBitは、価値のないトークンを対価として、NOAHを「買い集め」、あとでHitBTC等の取引所で売り払う気なのだ。

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何のために? もちろん、NOAHトークンを詐取して、荒稼ぎをするためだ。YoBitにとって、仮想通貨トレーダーは絶好のカモにすぎない。すでに実体のあるプロジェクトの偽のトークンを販売したり、本物のトークンを偽物にすり替えたりして、詐欺行為の活動継続のための資金を集めている。それが彼らの仕事なのだ。彼らは違法行為に手を染めることに、なんのためらいもない。彼らが長い間繰り返してきた「パンプ」(買い煽り)の手口についてもとっくにご存じだろう。YoBitは、イナゴ投資家を呼び寄せるためにトークンを意図的に暴騰させ、しかもそれを隠そうとする素振りすらない。「パンプ」を予告するアナウンスをツイッターにポストする始末だ。

覚えておいて欲しい。優良プロジェクトには、あなたからお金を騙し取ろうとする輩が必ず群がって来るということを。決してまどわされることなかれ。NOAHトークンスワップをサポートしている取引所はBTCNEXTだけだ。YoBitは、このプロジェクトとは何の関係もない。トークンを絶対に送ってはならない。その他の取引をYoBitとすることもまったくおすすめできない。気をつけて!

Anton Dzyatkovski

Anton Dzyatkovski

CEO of Platinum